硬毛化治療paradoxical hair growth

脱毛したのに、毛が濃くなった。
その悩みに、原因から向き合います。

医療脱毛やエステ脱毛を受けたあと、かえって毛が太く・黒く・濃くなる「硬毛化」。当院では硬毛化が起こる仕組みを臨床の観察から研究し、毛の状態を診察・記録したうえで、一人ひとりに合わせた照射計画をご提案します。

他院で脱毛を受けて硬毛化した方も、お気軽にご相談ください。

  • 医師が毛の状態を診察

  • 毛根まで熱を届ける照射設計

  • 毛周期に合わせた照射時期

硬毛化とは

硬毛化とは、レーザーや光による脱毛を受けた部位で、もともと細かった毛(産毛)が、かえって太く・黒く・密に生えてくる現象です。医学的には「逆説的多毛(paradoxical hypertrichosis)」とも呼ばれます。

報告される発生頻度は0.6%から10%以上まで幅があり、男性の肩・二の腕・背中など、産毛の多い部位に起こりやすいとされています。一度生じると自然には元に戻りにくく、同じ方法で照射を続けると悪化することもあります。

こんな症状はありませんか?

  • 脱毛の2〜3回目あたりから、かえって毛が目立つようになった
  • 肩・二の腕・背中の毛が、以前より太く黒くなった
  • 毛がまっすぐで、同じ方向にそろって生えている
  • 剃っても翌日にはザラザラするほど伸びが早い
  • 照射すると一度は抜けるが、2か月ほどで元の濃さに戻る
  • 照射した範囲のふち(境目)に沿って毛が濃くなった

当てはまる項目がある方は、一度医師にご相談ください。

硬毛化の症例写真

硬毛化した状態の写真です。いずれも脱毛照射後に、毛が太く濃くなった部位を撮影したものです。

  • <背中全体>

    中央に沿って帯状に密集

    背骨に沿った中央部を中心に、太く濃い毛が帯状に密集しています。毛の流れがそろっているのが硬毛化の特徴です。

  • <肩〜二の腕>

    産毛の部位が高密度に

    本来は産毛の部位に、短く硬い毛が均一に、高い密度で生えています。

  • <背中上部・肩>

    左右対称にそろう毛流

    左右対称に、毛流に沿ってそろった毛が広がっています。

  • <肩(拡大)>

    まっすぐで同じ向き

    カールの少ないまっすぐな黒い毛が、同じ方向に並んで生えています。

※写真は硬毛化の状態を示すものであり、治療の効果を示すものではありません。
※患者様の同意を得て掲載しています。
※治療内容・費用・リスクについては、ページ下部の「限定解除要件」をご確認ください。

硬毛化が起こる仕組み(当院の考え方)

硬毛化の原因は、医学的にまだ完全には解明されていません。当院では臨床での観察をもとに、次のように考えています。

  • ①「中途半端な熱」が、眠っていた毛包を目覚めさせる

    毛には「成長期・退行期・休止期」のサイクル(毛周期)があります。休止期から成長期へ切り替わる途中(移行期)の毛包は、浅い位置にあり色素(メラニン)も少ないため、レーザーの熱が「入るけれど、破壊するには足りない」状態になりやすいと考えられます。

    この中途半端な熱が、傷を治そうとする体の反応を引き起こし、毛包を成長期へ押し出してしまう。これが硬毛化の出発点と当院は考えています。

  • ②照射範囲のふちには、必ず「熱の弱い帯」ができる

    レーザーの光は照射範囲の中心ほど強く、ふちに向かって弱くなります。中心では毛包を破壊できても、ふちには「破壊には届かないが、刺激にはなる」帯が生じます。出力を上げても、この帯は外側へ移動するだけで消えません。

  • ③2〜3回目から目立ちはじめ、回数とともに濃くなる

    1回目の照射で刺激を受けた毛包は、1〜2か月かけて成長期に入り、2回目の照射の頃に太い毛として表に出てきます。照射のたびに少しずつ追加されるため、回数を重ねるごとに徐々に濃くなっていきます。

  • ④「抜けた」のに、2か月で元に戻る理由

    硬毛化した毛に照射すると、毛は一度抜けても、2か月ほどで元の密度に戻ることがあります。これは毛(毛幹)だけが焼けて、毛をつくる根元(毛球)が生き残っているためと考えられます。毛が抜けたことは、毛包が破壊された証拠にはなりません。

脂肪吸引など熱を使わない処置のあとにも同様の現象がみられることがあり、熱そのものではなく「組織へのダメージに対する体の反応」が引き金になっていると当院は考えています。

硬毛化しやすい方

次に当てはまる方は、硬毛化が起こりやすい、または定着しやすい傾向があります。
照射前の診察で必ずお伝えください。

  • 男性の方(特に肩・二の腕・背中)
  • ご家族も体毛が濃い体質の方
  • AGA(男性型脱毛症)のある方
  • 産毛の多い部位に照射している方
  • ミノキシジル(内服・外用)を使用している方
  • ホルモンバランスの乱れ(多嚢胞性卵巣症候群など)を指摘されている女性の方

硬毛化そのものは男女ともに起こりますが、男性ホルモンの影響で、男性のほうが太い毛として定着しやすいと考えられます。女性は照射を続けることで落ち着いていくケースが多い一方、男性では同じ方法のまま照射を続けると悪化しやすい傾向があります。

当院の硬毛化治療の5つのポイント

硬毛化は「出力を上げて照射を続ければ治る」ものではありません。当院では、毛を「抜く」ことではなく、毛をつくる根元(毛球)に確実に熱を届けることを目標に、次の5つを組み合わせて治療します。

  • Point.1 毛の状態を「記録」してから照射する

    照射前に、硬毛化した部位をダーモスコープ(拡大鏡)で撮影し、毛の密度・太さを記録します。剃毛から数日後に伸びている毛の割合を見ることで、いま照射して効果が出やすい「成長期」の毛がどのくらいあるかも確認します。

  • Point.2 毛根まで熱を届ける照射設計

    短く強い一発で毛だけを焼くのではなく、時間をかけて熱を毛の根元まで伝え、肌表面は守りながら毛包側に熱をためる照射方法を選択します。冷却は肌を守るために必要な範囲にとどめ、浅い位置にある毛根まで冷やしすぎないよう調整します。低い出力で何度もなでるような照射は、硬毛化を悪化させるおそれがあるため行いません。

  • Point.3 照射範囲の「ふち」を管理する

    照射範囲の境目に生じる「熱の弱い帯」を減らすため、外周の重ね打ち、毎回の境界位置のずらし、曲面での密着の確認を徹底します。

  • Point.4 毛周期に合わせて照射のタイミングを決める

    レーザーで確実に処理できるのは、成長期の毛に限られます。硬毛化した毛は一斉に生えそろう時期があるため、毛が生えていない時期の照射は避け、生えそろったタイミングで照射します。ご自宅で同じ場所の写真を撮っていただき、次回の来院時期を一緒に決めます。

  • Point.5 効果を「毛根」で確認する

    毛が抜けたことだけでは、効果の判断はできません。必要に応じて、照射から10〜14日後に照射部位の毛を数本抜き、毛根(毛球)の状態を確認します。結果に応じて、次回の照射設定を見直します。

施術の流れ

  1. STEP1:ご予約

    お電話・LINE・WEBからご予約ください。「硬毛化の相談」とお伝えいただくとスムーズです。

  2. STEP2:医師による診察・カウンセリング

    これまでの脱毛歴(他院を含む回数・時期・機器)、使用中のお薬、硬毛化した範囲を確認し、治療方針と回数の目安をご説明します。他院の照射記録をお持ちの方はご持参ください。

  3. STEP3:毛の状態の記録

    硬毛化した部位を撮影し、毛の密度・太さを記録します。

  4. STEP4:照射(30分)

    事前に電気シェーバーで剃毛してご来院ください。毛抜き・ワックスでの処理は、レーザーの熱の通り道がなくなるためお控えください。

  5. STEP5:経過観察・次回の時期の決定

    ご自宅で照射部位の写真を撮っていただき、硬毛化した毛が生えそろったタイミングで次回をご予約いただきます。目安は2〜3か月に1回です。

料金

硬毛化治療

  • 初回(30分)
    ¥24,200
  • 2回目以降・同部位(30分)
    ¥22,000

※すべて税込

※30分間で照射可能な範囲を施術します。硬毛化の範囲によって、照射できる部位は異なります。

− お支払い方法について −

  • 現金
  • クレジットカード VISA/Mastercard/JCB/ American Express/ Diners Club/Discover/ 銀聯(UnionPay)
  • 医療ローン

硬毛化治療のFAQ

他院で脱毛を受けて硬毛化しました。相談できますか?

はい、ご相談いただけます。これまでの脱毛歴(回数・時期・使用した機器など)がわかる範囲でお伝えください。照射記録をお持ちの場合はご持参いただくと、治療計画を立てやすくなります。

硬毛化は自然に治りますか?

自然に元の産毛に戻るかどうかには個人差があり、数か月以上続くことも少なくありません。気になる場合は、早めに医師にご相談ください。

出力を上げれば硬毛化は治りますか?

出力を上げるだけでは解決しないと当院は考えています。照射範囲のふちにできる「熱の弱い帯」は、出力を上げても外側へ移動するだけで、かえって硬毛化の範囲が広がることがあります。照射の方法・タイミング・範囲の管理を組み合わせることが大切です。

何回くらいで改善しますか?

硬毛化の範囲や程度、毛周期によって個人差があります。1回の照射で処理できるのは成長期の毛(全体の3分の1程度)に限られるため、複数回の照射が必要です。診察時に回数の目安をご説明します。

当院の治療で、硬毛化が悪化することはありますか?

レーザー脱毛である以上、硬毛化のリスクを完全になくすことはできません。当院では悪化を防ぐための照射設計と範囲の管理を行い、毎回の経過を記録しながら設定を見直します。

ミノキシジルを使っていても受けられますか?

受けていただけます。ただし、ミノキシジルは毛の成長を促すため、硬毛化が改善しにくくなる場合があります。服用の継続・中止は、処方した医師とご相談ください。

アトピー肌や敏感肌でも施術は受けられますか?

はい、蓄熱式と熱破壊式を組み合わせた当院のヴィーナス・ワンは、皮膚への負担を抑えながら照射できる設計となっており、アトピー肌や敏感肌の方にも施術を受けていただけます。ただし、炎症や湿疹がある場合は、施術をお控えいただく必要があるため、カウンセリング時に医師が詳しく肌状態を診察して施術可否を判断いたします。

照射前の自己処理はどうすればよいですか?

照射の前日までに、電気シェーバーで剃毛してください。毛抜きやワックスで抜くと、レーザーの熱を毛根へ伝える通り道がなくなり、効果が出にくくなります。

東京美容医療クリニックが選ばれる理由

  • 東京美容医療クリニックが選ばれる理由。医療従事者が施術、完全個室、明朗会計、妊娠やお引越しにも返金対応、カウンセリング&予約変更無料、トラブル時の治療費も無料

    医療脱毛では、施術後に赤みやヒリつき、増毛・硬毛化、やけどなどのリスクが生じる可能性があります。当院は皮膚科の知見を活かし、安全に配慮した丁寧な施術を心がけておりますが、万一トラブルが起きた際には、医師が責任を持って診察・治療を行います。やけどや急性の炎症に対して処方するお薬代については、追加費用をいただくことはございません。

    安心して通っていただけるよう、最後までしっかりサポートできる体制を整えておりますので、ご不安な点がありましたらどうぞ遠慮なくご相談ください。

限定解除要件

治療内容

医療用レーザーによる硬毛化部位への照射

施術期間および回数の目安

2〜3か月ごとに1回程度。回数は硬毛化の範囲・毛周期により異なります。

費用

初回(30分)¥24,200、2回目以降・同部位(30分)¥22,000(税込)

※本施術は自由診療(保険適用外)です。

主なリスク・副作用

赤み、ヒリつき、むくみ、毛嚢炎、色素沈着、やけど、硬毛化・増毛の悪化。効果には個人差があります。

施術を受けられない方

妊娠中の方、施術部位に炎症・湿疹がある方、光刺激でてんかん発作を起こす可能性のある方 など

未承認機器に関する注意事項について

本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医療機器および医薬品を使用する場合があります。

施術に用いる医薬品および医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。

 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html

薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器は存在しない場合があります。

諸外国における安全性等に係る情報

重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

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