どんどん進化するピコレーザー

どんどん進化するピコレーザー

レーザー発振器メーカーがこのようなseed laserを提供できる時代になった。(大げさな表現だけど)

つまり、美容レーザーメーカーはこういう大手のメーカーから発振器のコアとなる部分を提供してもらえれば、

誰でもピコレーザーを生産できるということだ。

ケータイに例えていうと、ハイシリコンやクアルコムから半導体を買って、ケータイを製造するようなものだ。

そこ買ってたら、もう自分で作ってるって言わへんやろw

組み立ててるだけやん笑

まあ、そうなんですけど、そんな時代が来てるんですよ。

ところで、seed laserってのはピコ秒レーザーを出すための理論の一つで、一番安定していて、

製品化に向いている方法論だ。

最近、SBSを用いたピコレーザーが市場に出ているが、これは製品としての安定性に欠く。

ピコ秒パルス幅自体が非常に不安定で、美容医療で使うには向いていない。

だからSBSのピコを売ってる代理店ってちょっと苦しいなぁと思うんですよね。

クリニックからのクレームも多くなるし、エンジニアの負担も増えるし。

正直経営戦略として、どうなんだろうと思う。

確かに、SBSは安い。でも故障が多いと自分の会社の評判を下げる。

それなら、利益抑えてでもseeder方式にした方がいいよね。

会社にそれを助言してくれる専門的なエンジニアがいないのでしょうかね。

まあ、それは一旦置いといて、すでに350ピコ秒のseedが販売されているとなると、

パルス幅の競争は激化して行くでしょう。より短く、より短く。

目指せ100ピコ秒。50ピコ秒となって行くでしょうね。

レーザーメーカーの目指すところってなんでしょうね。

それは臨床的に優れたレーザーの開発ってのはもちろん建前としてあるんだけど、

実際求められるのは、他のメーカーより、スペックが高いレーザーであるのは間違いない。

それが治療に適してるかどうかは実際は二の次である。エンジニアが見てるのは数値なんです。

色素レーザーに関していうと、

A社がQスイッチのナノ秒レーザーしかなければ、ピコレーザー作るのを目指すし

B社が750ピコ秒のレーザーを作ってたら500ピコ秒レーザーを開発するし

Cが450ピコ秒レーザーを作ってたら、300ピコ秒レーザーを開発する。

それが仕事だ。車の最高速度と同じだ。車も生活においてその速度が必要かどうかって言われたら

いらないでしょ。時速300キロのエンジンいつ活用すんだよ笑。

でもメーカーのエンジニアってのはそれが仕事なんですよ。

だけど、代理店は違います。

代理店の仕事は新しいレーザーに新しいそれっぽい理論をつけて売ることなんですよ。

750ピコ秒のレーザーは750ピコ秒が一番いいという理論が必要だし。

300ピコ秒レーザーは300ピコ秒が一番いいという理論をつけて売るのがお仕事です。

その理論は空想科学でも構いません。というより大体空想科学です。どうせ誰もチェックしないから。

 

数年もすれば100ピコ秒以下のパルス幅のピコレーザーが出てくるでしょう。

さー代理店のマーケティング部は大変です。

そこで、私が代わりに新しいキャッチーな理論を考えてあげました。

どうぞ著作権フリーでご使用ください。

①80ピコ秒レーザーは干渉計型重力波を発生させ、一般相対性理論の予言する重力波による微弱な時空の歪みを発生させ、

周りの組織にダメージを与えずにメラニンのみを時空の歪みに吸収させます。

その名も重力波ピコレーザー!!

②50ピコ秒レーザーは組織に照射された瞬間に希薄なプラズマがレーザーパルス到達の初 期の段階から発生されます。

レーザーパルスのエネルギーが十分 に与えられたターゲット表面から熱的に膨張する高密度の プラズマが希薄なプラズマ中

衝撃波を誘起することでメラニン破壊を真に実現できる「光機械的加工理論」を実現した唯一のピコレーザーで、

従来のレーザーとの差別は明確です。

その名もプラズマ衝撃波ピコレーザー!!

 

 

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