ハイフで火傷。やけどしないために正しいハイフの操作を覚えましょう。

ハイフで火傷。やけどしないために正しいハイフの操作を覚えましょう。

ハイフの原理を多くの美容外科、美容皮膚科の医師が誤って理解しています。

それに、今、脱法的と言うか、違法的に出力の強いハイフをエステで使用されています。

エステで医療機器が使われていることはもちろんいいことだとは思いませんが、

せめて事故のないように使って欲しいと思います。

火傷しないために

 

まず、焦点は小さい点ではありません。

3Dでどちらかといえば、ラグビーボールのような形をしています。

なので、エネルギーがかなり奥に届きやすいのです。

さらに

このグラフを見て分かる通り、超音波のエネルギーは1cmの深さに達してもなお、

10Mhzでは30パーセント

7Mhzでは50パーセント

4Mhzでは65パーセントのエネルギーを残したままなのです。

つまり焦点を通り過ぎてもほとんどエネルギーが減っていないことがわかります。

なので、

よくある勘違いなのですが、

焦点距離が3mmだから、皮下が3mm以上あれば充分でしょうと言うのは

かなり危険な勘違いです。

皮下の組織は分厚ければ分厚いほど安全です。

ハイフの正しい照射方法

ハイフのメーカーや代理店の営業マンがよく、皮膚にピタッと押し当てて、

まっすぐ照射してください。と言う説明を多くのクリニックが受けていると思いますが、

これも正しくありません。

また、ウルセラの痛みの表現が骨に響く痛みとよく言われますが、

それはまず照射方法が間違っています。

押し付けることで、皮下組織が薄くなって、火傷のリスクは高くなります。

ハイフの高エネルギーが骨に届くことは先ほど説明しました。

骨に届いてしまった、超音波は半分が骨で吸収され、半分が反射されます。

火傷の原因はこの反射されて戻ってきた超音波です。

 

痛みを軽減するためにも、火傷を防ぐためにも

骨に垂直に照射するのはやめてください。

上の図のように、常に斜めになるように照射してください。

そうすれば、超音波は乱反射されます。

また、押し当てるのではなく、常に皮下組織が分厚くなるように、

左手で補助して、斜めに照射してください。

 

 

 

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