ADMの原因
ADMは本来、基底層にあるはずのメラノサイトが真皮の乳頭層に落ち、そこでメラニンがつくられることによるアザの一種とされています。
詳しい原因は不明で、先天的とも、後天的に30代前後に女性ホルモンに刺激されて皮膚表面に出現するのはないか、ともいわれています。
ADMは、もともとは太田母斑の一種として認識されていたのですが、後天的にも真皮メラノサイトの増生が起こることから、後天性真皮メラノサイトーシス、遅発性太田母斑、対称性真皮メラノサイトーシスなどとも呼ばれています。
女性の方が男性よりも10倍ほど発症しやすく、10代後半から30代にかけて発症し、中でも20代に多く見られます。また、特に東アジアの日本・韓国・中国の方に多いとされています。
ADMは本来、基底層にあるはずのメラノサイトが真皮の乳頭層に落ち、そこでメラニンがつくられることによるアザの一種とされています。
詳しい原因は不明で、先天的とも、後天的に30代前後に女性ホルモンに刺激されて皮膚表面に出現するのはないか、ともいわれています。
最も典型的なケースでは、両頬に数mmほどの灰褐色、もしくは青褐色と呼ばれるくすんだ色の色素班が左右対称に現れます。鼻の穴付近にも見られ、それが診断の決め手となることもあります。場合によっては、左右片側だけに色素斑が現れます。
額の外側では、斑点というよりも、べたっとびまん性に現れる傾向にあります。
当院ではピコ秒Nd:YAGレーザーの1064nmの波長で治療します。レーザーによる衝撃波により皮下の内出血が起こりますが、1〜2週間で改善します。
真皮内で粉砕されたメラニンはマクロファージによりゆっくりと浸食され、リンパに乗って流れていき、半年〜1年ほどかけて徐々に薄くなっていきます。
副作用や合併症の予防、また効果を高めるため、治療の間隔は必ず6か月以上空けていただくようお願いしております。
ADM治療 | 1回 | ¥33,000 |
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5回 | ¥110,000 |
※料金はすべて税込価格です。
医師がカウンセリングでお肌の状態を確認し、患者様に最適な照射方法や回数、経過などについてご説明します。不安や疑問点がございましたら、ご相談ください。
洗顔ルームでメイクを落としていただき、レーザーを照射します。※施術前日に顔のシェービングをお願いしております。また、日焼け後や日焼けの程度により施術を延期していただく場合がございますので、ご了承ください。
施術後に状態を確認し、経過を再度ご説明して終了です。後はすぐにメイクをしてお帰りいただけます。 ※ノーメイクでご帰宅される場合は、マスクのご持参をおすすめしております。
処置時間 | 30分程度※治療範囲により異なります |
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施術後のケア | 治療期間中は紫外線対策を十分に行い、お肌をこすらないようお気をつけください。 |
麻酔 | 麻酔クリーム |
副作用・リスク | 内出血・腫れ・むくみ・ひりつき、色素沈着・熱感・痛み・かさぶた |
一度の照射で色素を取る治療ではございません。施術後に二次性の色素沈着が生じる可能性があり、その場合は内服や外用薬を併用して色素沈着の治療を行っていきます。