IPL…フラッシュランプの光 その2
前回に引き続きフラッシュランプの光について追記説明をしたいと思います。
前回は光の波長(色)や光っている時間(1/100(秒)~1/10,000(秒))について書きました。
今回のテーマは輝度(明るさの強度)です。
簡単に言えば、明るい光、暗めの光などです。
明るい光や暗い光…見ればわかる。大体はそうですね。しかし、フラッシュランプの光が明るいか暗いかの判断は人の目では難しいです。
ましてや、IPLの光を直視などすると目によくありません。
さて、日が暮れた夜に懐中電灯の光を海に浮かぶ船から海面に向けて照らします。
このとき、海中潜っている人には光は見えるのか?
ご想像のように浅い深度であれば見えますよね。しかし少し深くまで潜ると見えなくなります。
では同じように、日が暮れた夜にフラッシュランプの光を海に浮かぶ船から海面に向けて照らします。
ご存知のようにフラッシュランプの光は一瞬強く光った後で消えますがとても明るい光です。
懐中電灯のように常に光ることは出来ませんが、一瞬でも明るい光であれば深くまで潜っている人に光は届きます。
そこで、海を人の皮膚、そして深く潜っている人を美容の大敵メラニンと仮定します。
当然弱い光では深いところにあるメラニンまで十分な光が届きませんが、強い光のフラッシュランプの光は届くのです。
では、フラッシュランプの光をもっと強くすれば深くまで届くくのか?
届きます。しかし光が強すぎると皮膚の表面が過熱して火傷になる可能性があります。
前回のお話に出てきたように、ここで冷却機能が皮膚表面を守ってくれます。
しかし、それ以上に光を強くすると冷却しても火傷を起こすでしょう。
そして、フラッシュランプの能力にも限界があり、フラッシュランプを光らせるために動いている機械本体にも限界があります。
我々の使用しているIPLは能力が非常に高い構造になっているため高い効果が期待できます。
我々の開発したIPLは使用者に十分なIPL治療に関する知識が必要です。
そして、IPLの強い光で治療した後のケアにも十分な知識が必要なのです。
機械の機能、そして術者の手技と知識で高い効果が得られるのです。
以上IPLの輝度輝度(明るさの強度)についての説明でした。