ピコレーザーの原理 Seeder
Cynosure以外の多くのメーカーがピコレーザーの発振器で採用している理論です。
当院とメーカーが共同開発ピコレーザーも同じ原理です。
原理はLDで出したシード光をアクティブQスイッチで1064nmに変換した後に
P波のみを増幅させて、ピコレーザーにしてます。
これが当院の使っているピコレーザーの数値です。
瞬間パルス幅494ピコ秒です。
平均パルス幅485ピコ秒です。
このseederによって発振するレーザーの最大の特徴は出力の強さや
温度に関係なくパルス幅が一定であることです。
また、メンテナンスも簡単です。
ただ、レーザーの波長は1064nmになります。
これをクリスタル(inorganic dye)に通して、532nmにすることはできます。
また、クリスタル(organic dye)に通して他の波長にすることもできるけど、
そうすると、クリスタルは劣化していきます。
ピコレーザーの研究はすでにかなり普遍的なものになってきています。
次は、organic dyeの寿命を長くする研究が進められていくことになるでしょう。