おでこハイフ(HIFU)は効かない ウルセラは意味なし
東京美容医療クリニックでは額に対しては、ハイフ(HIFU)治療は行なっておりません。
私自身、額に対するHIFUはあまり意味がないと考えています。
額は、年齢を重ねるとともに、痩せていくものです。なので、むしろ注入によってボリュームを出したいものであって、
ハイフのように熱で皮下組織を縮ませるのは、まず方向性としてズレていると考えています。
さらに、額は骨までの距離が近い部位です。そのため、痛みが強い。
さらに、HIFUを骨に対して、垂直に照射せざるを得ないため、
ハンドピースとひたいの頭蓋骨の間で、定型波が形成されると、照射時間がごく短時間でも、マイクロバブルが生じることがあります。
マイクロバブルが形成されると、キャビテーションが起こり一瞬にして火傷になります。
これは、確率の問題で、100%の回避はできません。
HIFUの照射には向かない部位です。
3mmだろうと、1.5mmだろうと、超音波のエネルギーはの多くが骨まで到達してしまうため、
激しい痛みを伴います。
この激しい痛みというのは、本当にとてもとても我慢できるものではないほど激痛なんです。
骨に近い部位というのは、理論的に、超音波もサーマクールのようなRFも
向かないのです。
よく、ウルセラを照射した後に、額にハリがでるというのを聞きますが、
それ、腫れてるだけですから。
ひたいの治療はやはり、ボトックス注射、ヒアルロン酸注入、眉下切開がダウンタイムも短く
非常に良い結果をもたらします。
HIFUというのはあくまでも、治療していく上での引き出しの一つであるべきで、
本来不向きな治療に無理やり使うべきではありません。