超音波トランスデューサ
超音波トランスデューサを進化させることが
これからのHIFUの治療において大事なのは間違いない。
ではそのトランスデューサの仕組みはどうなっているのでしょうか?
超音波を発生させる装置は超音波トランスデューサと呼ばれます。
電気信号を超音波に変える役割を果たすのが圧電セラミックスと呼ばれるものです。
トランスデューサは基盤と呼ばれる部品をレンズ状にダイヤモンドカッターで削り出して、
その上にPZT(通称ピエゾ素子)の膜を貼ること製造されます。
基板の厚さは周波数に反比例して薄くなって行くので、
高周波の超音波トランスデューサを製造するのは
いかに薄い基盤を作るかの課題の克服ということになります。
トランスデューサで超音波を発生させるには、圧電セラミックスに電気刺激を周期的に繰り返すと電流が発生します。高周波交流電流を流すとその変化にあわせて圧電体は伸び縮みを繰り返し、これにより周囲の空気の密度が周期的に変化して振動(=超音波)が発生します。
そして、美容医療で使われるHIFUはウルセラしかり、ダブロしかり、当院のスーパーハイフを含めて
全て、水が入ったハンドピース内で使用されるので、防水用にパリレンコーティングする必要がある。
文章に書くとあたかも複雑な工程なように見えるが、現在の工業技術では簡単に大量生産されるものである。
私の夢はこのHIFUという技術をより安く人々にとって身近なものにしたいのです。