焦点の大きさと周波数
最近周波数7Mhzのハイフが流行している。
痛くないのと、照射速度が速いのを売りにしているらしい。
しかし、残念ながら、メーカーはハイフをあまりわかっていないので、
ちょっとポイントがずれていると思う。
ハイフっていうのは、作るのは簡単で、電気回路さえ詳しいエンジニアがいれば、
超音波が全然わからなくても作れます。
7Mhzのハイフが痛くないのは、焦点が絞れてないからではなく、
焦点が小さすぎるからです。
超音波 周波数を上げれば,フォーカルスポット(焦点)の体積は,周波数の 3乗に比例して小さくなります。
つまり焦点の大きさ4Mhzの配布に比べて、7Mhzでは4/7の3乗
なんと0.18倍の大きさまで小さくなってしまいます。
そりゃ痛くないですよ。焦点が小さすぎますから。
なので、周波数をあげる時はスプリットフォーカス法を使わないといけません。
これは梅村教授が発明し、特許を取得している技術です。
これは何がいいかというと、焦点はあくまでも横に大きくなって、奥行きが大きくならないことですね。