医療用ハイフ(HIFU)と副作用 どうすれば火傷を防げるか①
クリニックでHIFU受けたら火傷になった?
HIFUの治療で良く起こる副作用は、”やけど”です。
特にウルセラやライポソニックが出始めのころは、よくやけどによる被害が報告されていました。
それ以外ではあんまりないですが、神経損傷も報告されています。
ところでやけどの原因として多く言われているのはハンドピースが浮いているとのことです。
そのため、ウルセラを操作する医師の技術が非常に大切です!
このようなHIFUの紹介方法をしているページをよく見かけますが、これは正しくありません。
HIFU治療を実際行なっている人しかわからないことですが、どれほどピッタリ肌に密着させても、軽度な火傷をしてしまうことはあります。
しかも、施術に慣れている医師や看護師がハンドピースを浮かせるミスをすることはなかなか起きないと思います。
では、なぜやけどが起きるのでしょうか?
ここからは少し専門的な話になります。
骨に当たった超音波が反射し、トランスデューサとの間に定在波ができることでマイクロバブルが生成された結果、キャビテーションが起きるのではないかと推測されています。
HIFU治療でいかに定在波は生成を防ぐか、これが鬼門になってきます。
滅多にできませんが、できてしまうとやけどは避けられません。
定在波によるマイクロバブルの生成は0.1秒以下の照射でもできてしまいます。
やけどを防ぐためには、超音波が乱反射するような角度で照射して、定在波ができないようにする必要があります。
一番避けなければならないのは、骨の真上からの照射です。
ほほ骨、ひたいは照射してはいけません。痛いだけです。